「うちの嫁はメンドクサイ」手のかかる妻と付き合う5つのコツ

夫婦のお悩み解決コラム

「お肉が食べたいの」そう言って彼女は泣き出した。明け方4時過ぎのできごとだ。

俺は眠い目をこすりながら暗がりのなか彼女を見つめた。

 

「ねえ、食べたいの…起きてよ…ねえ」

 

彼女の顔は涙と鼻水で濡れている。暗くてハッキリ見えないが、俺には分かる。

「もういいよ」彼女は部屋を出て行った。

玄関の向こうから、エレベーターの開く音がした。

 

(まだ暗い繁華街へ飛び出した彼女はどうなったのか!? どうする俺!?)

「うちの嫁はメンドクサイ」手のかかる女と付き合うコツ

こんにちわ。メンドクサイ女代表の金延です。冒頭で突如始まった物語は、わたしの夫に聞いた「うちの嫁史上最もめんどくさかった一コマ」でした。そうです、わたしのやらかしたリアルエピソードです。

 

お付き合い5年(同棲4年)、結婚5年目を迎えますので、夫はいまや「メンドクサイ女マスター」です。そこで今回は、そんな我が夫に「メンドクサイ女をうまく乗りこなすコツ」を聞いてみました。

鉄則!! 「不安定には向き合わない」

1にも2にも、不安定には付き合わないことです。

 

アレは突如やってきます。「今日は和やかでよかったなあ」なんてほのぼの彼女とベッドでまったり…していたとしても、突如「ええっ??」と思うことを言い始めます。やり始めます。マ○オさんもびっくり。○ザエは「おっちょこちょい」で片付けてますが、おっちょこちょいで片付くか!? ってレベルです。

 

「女の気持ちは移ろいやすいの…」、ナメンナ! 気持ちなんてレベルじゃねーぞ! 上がっては下がって、ジェットコースターのような情緒。そんな彼女にいちいち向き合っていませんか!?

 

ダメです。絶対に向き合わないでください。そういったときの彼女の言動はつじつまがあっていませんし、言っている本人も勢いにまかせているだけ。相手にしちゃダメ、絶対!!

「飾りですから、涙」

“彼女”は感情が少しでも高ぶると、体液がお漏れになる仕組みになっています。その涙に意味はありません。ただの「仕組み」に過ぎません。慌ててはいけない、「仕様です」の一言で片付きます。

 

「また漏れでたな」と冷静に見つめてください。自分は「如来像だ」と想像してください。優しい微笑みと慈悲の心をもち、冷静な状態で涙が止むまで微笑みながらそっと頷いていましょう。

 

このとき絶対にやってはいけないことは、彼女を放置してその場からいなくなることです。お仕事や約束があるときは仕方ありませんが、なるべくそばで見ていてあげましょう。見ているだけで大丈夫です。頭の中では「今日のガンバ大阪は勝ったかな~」と別のことに想いを馳せてください。

自分のスケジュールを曲げない

さきほど「なるべくそばで見ていてあげましょう」と書きましたが、あくまで「なるべく」です。自分のスケジュールを彼女のために犠牲にしてはいけません。1度でも「かわいそう…」と思って約束をキャンセルしたら最後、メンドクサイ女はつけあがります。

 

泣いている彼女を置いて身支度をしていると、とんでもない暴言を浴びせられるかもしれません。そんなときは飼っているマルチーズが「行ってらっしゃいワンワン♪」と吠えているのだととらえましょう。どんなに暴言を吐いていても、情緒が安定するとケロっと忘れていたりします。

時間に余裕があるときは

彼女は悲劇のヒロインです。「え、ナニ言ってるの…」とドン引いてはいけません。彼女の発言には「かわいそうに、こんなにかわいいお前がそんなにかわいそうだなんて」と大げさに哀れんであげましょう。

 

多少演技がかっていても大丈夫です。ぎゅっと抱きしめて「かわいそうに」と言えばいいのです。ただし、絶対に向き合わないこと。一緒に不安定にはならないでください。

 

「俺は火サス撮影中の役者だ」そう思って乗り切ってください。火サスに意味はありません。月9でもなんでもいいです。海外ドラマはオーバーリアクション過ぎるので彼女を爆発させる恐れがあります。

年齢とともに穏やかになります

若い頃は情緒の激しかった彼女も歳を重ねると穏やかになります。本人も「自分は感情の起伏が激しい」という自覚ができますので、いちいち大騒ぎしなくなります。

 

そのうちひとりで処理できるようにもなりますから、いま嵐のような彼女に疲れ果てている人は「こうやって俺にしがみついて泣いてくれるのも今のうち」と、娘を見守るような気持ちでいてください。

 

「焼き肉が、食べたくてっどうしても、食べたくてっ」

 

彼女は泣きじゃくりながら、塩タンを焼いている。明け方5時。

24時間営業の焼き肉店で、毛玉だらけのジャージを着て肉を焼いている。

 

「よかったねえ、お肉が食べられたねえ。美味しい? ほら焼けたよ」

彼女の皿に塩タンを置いてやる。彼女は涙でぬれた頬を動かしながら肉を噛み締めた。

 

数枚食べると満足したようで、彼女の涙は止まった。「美味しいねえ、眠くなってきたねえ」と和やかに食事が進む。

今日も平和な一日が始まる。

 

━完(実話です)━

 

ここで終わってしまうと「メンドクサイ女と結婚した不幸な話」になってしまいそうだったので、さいごに夫に「幸せですか?」と聞いてみました。幸せだそうです。(よかった、ほっとしました。)

 

人間には良いところがあれば悪いところもあります。彼女はメンドクサイかもしれませんが、それ以上に他の人にはない魅力があるからお付き合いしているのではないでしょうか。願わくば、メンドクサイ一面までまるっと愛してあげてくださいね。でも、できればメンドクサくないほうがいいですよね!! うるさい!!

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