「子ども服を高く売る!」リサイクルショップ店長に聞いた高く売るためのコツ
夫婦のお悩み解決コラムいよいよ4月!! 子育てをしていると子どもの進級にしんみりする季節です。うちの子も幼児クラスから年少さんになりまして、「そんなに早く大きくならなくっていいのよ」なんてキュンキュンしています。そう、そんなに早く大きくならなくっていいのよ…キミのお洋服たちがどんどん小さくなって…どんどん買い足す…またもや買い足す…洋服代が馬鹿にならないじゃああーりませんかっ!!
ということで、前回に引き続き、今回はリサイクルショップの店長さんに子ども服を高く売るコツを聞きました。コツを掴んで少しでも高く売りたい!! その浮いたお金でママだって新しい服を………よっしゃ!!
この記事でご紹介すること
ご協力いただいたのはこちら
店長:吉田さん
需要のタイミングを熟知せよ!!
衣替えをして不要品が出たから一気に持ってきたというママさんが多いですが、これが1番損をします。季節外れのアイテムはシーズンがくるまで在庫になりますので、店的には買取リスクのある商品です。衣替えをしたら、シーズンがくるまで寝かせてください
なるほど!! 言われてみればそのとおりですね。とはいえ寝かせる場所もなく売りたいのですが…ぐぬぬぬぬ洋服圧縮袋の大活躍ですね。
時期別売れるアイテム
・春/秋→はおりもの(パーカー、カーディガンなど)
・梅雨→長靴、レインコート
・夏→甚平、水着
・秋/冬→アウター
通年で売れるアイテム
靴。特にブランド品のニューバランスやアディダス、ナイキといった商品はシーズン問わず根強い人気があります。
査定が低くなりがちなアイテム
・Gパン:供給が多すぎる。子どもがあまり履きたがらない。
・Tシャツ:着古した感じが伝わりやすい
少しでも査定額をあげるためにできること
査定ってものすごく大変なんです。うちの店では、1日に約100着、衣替えのシーズンだと300着を超える持込があります。そんな査定の手間をカバーしてくれるような持込は大歓迎ですし、こちらの作業量も短縮できる分、高く見積もれます。『大切に使っていたんだな』『愛が染込んでいるものなんだな』と感じられるような持込だと、こちらも『少しでも大切にしよう』と思えますから
1日300着!! ものすごい量の古着!! 想像するだけで…
出す前にもう一度洗濯をする余裕もなくバタバタ詰め込んで持ち込む…なんて、もってのほかですね。気をつけよう。
そうですね、愛、大事ですよ。たたみもせずにシワクチャだったり、ブランド品とノンブランド品がぐちゃぐちゃだったりすると、『このご家庭はホコリっぽそうだなあ』と想像してしまいますしね。そうすると『裏側にホツレがあるかもしれない』『シミがあるかもしれない』とやや警戒しながらあら探ししてしまいます
古着を見れば家庭の荒み具合が分かる…そうかもしれません。過去に査定に出した我が家の古着を思い返すと…、いま猛烈に恥ずかしくなってきました。
とはいえ忙しいなか査定に来ていただいていると思います。どうしても手間がかけられない時は、せめてブランドのショップバックに入れてご持参ください。安っぽいビニール袋だとそれだけでイメージダウンです
リサイクル品も人間と同じで見た目が大切ということですね。愛娘をお見合いに連れて行くぐらいの気持ちで、古着も着飾ってあげましょう。
査定額をあげるには…
・未使用品なら、タグをつけたままで袋に入っていること。
・毛玉をとる(毛玉ナシはポイントが高い!!)
・アイロンをあててシワを伸ばす。
・タグにも忘れずにアイロンをあてる(ここで商品の経年を判断します)
・持込はビニール袋ではなく紙袋にする。
・種類別、ブランド別に分けると好印象。
店長さんから、古着を売りにきてくれるママたちへメッセージ
ファストブランドだから諦めてしまうママさんも多いですが、売れる場合があります。上にあげたコツを徹底して、諦めずに査定しにきてください
たかが古着、されど古着。使い古された子ども服には、その子の思い出や家族の愛がつまっています。クタクタだけどキレイに保管されているお洋服に出会うと、着ていた子がどれだけ大切にされているか伝わってくるもの。新しい服を買い与えることもステキですが、愛情を受けた経験をもつ「誰かが大切に着ていた服」を着させることも素晴らしい。「歴史のあるお洋服って、いいな!!」と感じずにはいられない、あたたかな気持ちになるインタビューとなりました。