知ってるか? 靴ってやつはな… 第1回

靴の歴史は深い

皆様こんにちは! 革靴の王道と言えばイギリス。ちょっと先のとがったお洒落な靴はイタリア、頑強な靴のアメリカ、そして鼻緒の文化が長かった日本と、履き物といっても、いろいろありますよね。

 

靴の歴史、違いを知っておけば、自分のお気に入りの一足も見つけやすくなるかもしれません。部下や友人に知識を披露しておけばよりいっそう「お洒落な人」って思ってもらえるかも。今回は、靴の歴史をお話しします。

靴の歴史は深い

猿から人へ!??

人間の歴史はいつからなのか!? 皆様ご存知ですか?? 最古の人類と言えば、アウストラロピテクスのルーシー。私は社会科で習いました。現在ではその他の説も出てきているようですが、私の中で最古の人類はルーシーです。当時流行していたビートルズの『Lucy In The Sky With Diamonds』にちなんでルーシーと命名されたそうです。

 

それまで樹上で生活していた猿は、猿人へと進化する過程で木の上から地面に降りてきました。それがおおよそ500万年前。織田信長が470年くらい前、紫式部が1050年前くらい、卑弥呼ですら1850年くらい前です。500万年前という遠い昔から人類は、直立二足歩行になり、「地面だと足の裏、痛くね?」と思いながら生きてきたんです!! それではいつ頃「足の裏痛くね?」から卒業したのでしょう…

最古の履き物は?

2008年に、モカシンタイプの革靴が非常に保存状態の良い形で発掘されました。なんと紀元前3500年前のものだそうで現在では世界最古の靴だそうです。アルメニアの洞窟の中で発掘されたそうです。ちなみにこの靴、修理をされている痕跡があったそうです。最古の靴修理職人もそこにいたかと思うと、靴修理に携わる私としては誇らしいことこの上ない気持ちになります。

 

ちなみにサンダルに関しては、もっと歴史が古く、紀元前5000年ころには人類が使っていた痕跡があるそうです。

紀元前一世紀頃、日本は弥生時代、田下駄と呼ばれる農作業用のサンダルが誕生しました。同じころローマでは、現代の靴のデザインにもなっている「グラディエーターサンダル」の原型が登場します。

 

そして、西暦300年から700年ころになると、ヨーロッパでいわゆる民族移住時代を迎えるわけです。このころゲルマン民族の騎士が履いていた革の長靴が、現代のブーツや革靴につながっていったそうです。ちなみにこの頃の日本は前方後円墳が各地に作られる、古墳時代の真っただ中。ハニワが作られていたころですね。このころの日本では、中国から影響を受けた布の靴や、下駄など独自の発展を続けていくことになります。

4,993,000年かかった大発明、靴。

ルーシーの時代から、4993000年かかって発明された靴。ここでついに人類の足の裏の痛さは、軽減されたわけです(笑)。もちろん猿人は概ね猿ということもあり、現代の人間の足の裏とは、強さがまったく違ったのかと思います。

 

恐らく靴が発明された後も、一般庶民は裸足で生活しており、特別困らなかったのかと思います。ですが、人類の発展に伴いローマ帝国の繁栄やゲルマン民族の大移動にあたり、長距離の移動をする際に足の保護する目的で靴が広まっていったのでしょう。

 

いまでは当たり前に履いている靴ですが、こんな深い歴史があるものなんです。そんなことも踏まえて、次回からは、各国の靴の特色や、歴史に触れていきますね。