知ってるか? 靴ってやつはな… 第2回

イギリス靴って何で凄いの??

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皆様こんにちは! 靴が好きなかたならイギリスの靴に一度は憧れると思います。イギリスは革靴の本場、ジョンロブ、クロケット&ジョーンズ、チャーチ、エドワードグリーン、トリッカーズ…有名な高級紳士靴メーカーが数多くあります。

 

ですが、イギリスが革靴の本場と呼ばれるようになったのはいつから、なぜかを知っていますか? そして、イギリス靴の何がすごいのか?? 今回はそんなイギリス靴についてお話しします。

イギリス靴って何で凄いの??

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第1回:靴の歴史は深い

イギリス靴の歴史

イギリスの靴の歴史を見ていくうえで、避けては通れないのが、1641年に起こるピューリタン革命。「王権神授説」、王権は神から授かったもので、王様の命令はぜったーい!という王党派と、そんなわけないだろやってられるか!!と真剣に考えた議会派との間に起きた争いです。

 

争いの末、議会派が勝利し、イギリスは王政が廃止され共和制となったため、いま「革命」と呼ばれています。さて、そんな争いでどうしても必要だったのが大量の靴。もちろん、武器や防具も必要でしたが、足が痛かったら満足に戦うこともできません。

 

そんなわけで、靴の大量生産を請け負ったのが、現在でも「紳士靴の聖地」と呼ばれるノーザンプトンの町だったわけです。ノーザンプトンは牛の餌となる広大な牧草地帯と、良質な革をなめすのに必要不可欠な美しい川とがある、革の生産にはもってこいの土地だったそうです。

 

当然皮革製品の職人さんも集まりますよね。ですが、産業革命は1700年代後半の話。まだ、大量生産と言っても、たくさんの靴職人が集まって、それこそ1足づつ手縫いで靴を作っていたんだと思います。ちなみにこの頃、アメリカは植民地時代、日本は江戸時代で長崎に出島を作り、鎖国を始めたころになります。

イギリス靴のここがすごい。

さて、そんな歴史深いイギリス靴は「歴史がある」だけで憧れられる訳ではありません!

 

現代の靴の形は色々ありますが、靴に左足用、右足用が出来たのは実はイギリスなんです。1873年、トーマス・チャーチさんが左右の区別のある靴を作りました。そう、勘のいい人ならお分かりですね。今も高級紳士靴として人気のある「Church’s 」の発明になります。しかもトーマス・チャーチさん、それまでの靴のサイズの単位にハーフサイズの概念も作りました。

 

靴のサイズが0.5センチ刻みで左右が別になっている現在でも靴ずれがあるのに、1センチ刻みでしかも左右が無かったら…。キツい靴をはき続けて足のカタチが変わってしまうことを「外反母趾」と呼びますが、なんと昔は「年をとったから変わった」と考えられていたそうです。

 

画期的な発明だったのではないでしょうか。

 

この時期、ゴールドラッシュで一山当てようとしている鉱夫用たちに靴を作り、“一山当てて”1866年にブランドを設立したジョンロブを始め、1879年は、木型の数がどのメーカーよりも豊富といわれる、クロケット&ジョーンズ、1890年には最高級品質のカーフスキンにこだわりぬいたエドワードグリーンなど、いまに続く高級紳士靴メーカーが軒並み誕生しております。

 

イギリスの靴が現代に通じる、いわゆる革靴の始まりになったことが、お分かりになったかと思います。是非とも一足は持っておきたい英国靴、皆さま、ぜひぜひお試しくださいね!

 

“革靴”の歴史と伝統をぜひ体感してください!

 

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第1回:靴の歴史は深い

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