「子どものありのまま」を否定してない? 繊細な子の育てかたで注意したいこと

夫婦のお悩み解決コラム

大人しい、繊細、怖がり、気遣い屋こういうタイプの子の子育てに戸惑っていませんか? たとえばお友達に嫌なことをされても黙ってうつむく我が子。「何でこの子はイヤって言えないんだろう」と悩み、「ちゃんとイヤって言わなきゃダメでしょ!」と怒ってしまう。そんな経験が筆者にもありました。

 

何かと煮え切らない態度の子に、つい「それじゃダメでしょ」「何でそうなの?」「こうしなさい!」と言ってしまう。それでは何も変わらないどころか、かえって子どもを追い詰めてしまうのです。

「子どものありのまま」を否定してない? 繊細な子の育てかたで注意したいこと

「子どものありのまま」を受け入れられない親

筆者の長男5歳は、上記の性格を全て兼ね備えて持つタイプ。そんな彼が年長で転園し、1ヶ月が経ちました。現在の彼の様子は、以下の通り。

 

・外遊びでは遊びの輪に入れず立ってじ~っと見てる

・お友達に「遊ぼう」と誘われても「いい」と断る

・話しかけられても元気に答えられない

・手持ち無沙汰だと爪噛みが出る

 

彼の性格上、転園してから馴染むのにはかなり時間がかかると思っていました。やはりその通りで、私は彼に「何でそうなるの?」「何で素直になれないの?」と感じていました。実は1番の問題はここ。親が子どものありのままの行動を否定し、別の行動を求める点です。

 

子どもは自分の性格に合った言動をとります。長男の場合、「慣れるのに時間がかかる、慣れないことへの不安感が強い」という性格ゆえ、上記のような行動をとってしまうのでしょう。それなのに親が「それじゃダメでしょ!」「元気に答えなさい!」と怒っては、不安な気持ちは言えないどころか、「今の自分ではダメなんだ」と感じてしまいます。

 

根っこにある「永遠に消えない不安感」

長男を育てて感じるのは、根っこに「不安感」があるということです。不安や警戒心があるので基本的に危ないことはしませんし、いわゆる「いい子」です。それゆえ世間的には育てやすく見られますが、自分の気持ちが表現できません。

 

次男は正反対の性格で、夫と長男は性格がソックリということから、この性格は「生まれ持ったもの」とわかります。繊細な子を育てるポイントは、この「不安感とどう付き合っていくか」にかかっています。性格は直せないので不安はゼロにはできませんが、うまく付き合っていくこともできますし、逆に生かすこともできるでしょう。

安心感と自信をつける

繊細な子は「不安感が強い挑戦する勇気が出ない」という構図で行動が出ません。「安心感や自信をつける挑戦する勇気が湧く」という構図を、いつも意識してあげましょう。子どもが不安を感じていたら、まずは安心感をつけることを考えるのです。

 

安心感や自信をつけるために、まずはありのままの行動を受け止めてあげます。長男の転園の場合、ただでさえ本人は緊張や寂しい思いをしています。「緊張してお友達の中に入れなかったんだね」と気持ちを代弁してあげると、「緊張している気持ちを受け止めてもらえた」と安心するでしょう。

 

「できないこと」「我慢していること」ほど、受け止めると安心感が強まります。緊張してもいいし、できなくてもいいし、弱音を吐いてもいいし、失敗しても大丈夫。そう思えると、挑戦への不安も和らぐでしょう。

 

さらに「愛されてる」「自分はできる」と思えることも大切。日々のスキンシップや愛情表現を重ね、さりげないことを褒めたり、できないことよりできることに注目する。この積み重ねで、安心感と自信が徐々についていくでしょう。

 

繊細な子どもに戸惑ったときほど、安心感をつけることに注目する。これが繊細な子に親ができる1番のことだと思うのです。

この記事をSNSでシェア