「子どもがずっと1番」に潜む2つの落とし穴。家族の優先順位はときと場合で変えよう

夫婦のお悩み解決コラム

自分・夫・子ども---家族全員を同じぐらい大切にできればいいですが…無理でした。そこで優先順位を考えてみたのですが、これがまた難しい。筆者は子どもが生まれてすぐ、「優先順位1位は子どもで当たり前」でした。ただ長男5歳・次男1歳・結婚丸6年を迎えるいま、そのままでは2つの落とし穴があるとわかったのです。

「ずっと子どもが1番」に潜む2つの落とし穴。家族の優先順位はランダムに変えよう

「自分」を後回しにすると…

産後、子どもの優先順位は「圧倒的1位」になります。たしかにしばらくの間、その必要があるでしょう。24時間365日のお世話に明け暮れたママが、自分を取り戻し始めるのが子どもが1歳くらいの頃。何もできなかった新生児が自分で歩き、ご飯も食べ、ママ自身も子育てに慣れる頃です。

 

この頃から、徐々に自分のことを考える余裕が出てきます。復職するママもいるし、「ゆっくり買い物がしたい」「産前習っていたフラを再開しようかな」「今のうちに資格でもとろうか」と考える人もいるでしょう。これは人間として、ごく自然な欲求です。

 

しかし「私はママだから子どもを最優先にしないと」と、自分のやりたいことを我慢する人も少なくありません。これがしっかりと自分の頭と心で考えた、納得の上での選択なら問題ないのです。そうではなく、何となく「ママは自分の欲望を我慢したり、諦めたりするのが当たり前」と思う人もいるのでは。

 

筆者もこの時期がありましたが、願望と現実の差が大きいほど生じるのが「ストレス」。自分を後回しにすればするほど、小さなイライラやモヤモヤが生まれては積み重なるもの。その影響を受けるのは一緒に住む家族、つまり子どもや夫です。ちょっとしたことでイライラしたり、怒り過ぎたりという形で、結局子どもに返ってしまうのです。

「夫」を後回しにすると…

夫に関して言えば、別の影響も与えます。夫は大人ですから、優先順位を後回しにしがち。それどころか家事育児に非協力的な夫にイライラし、優先順位もドンドン後ろになっていき、それが言動に表れて何かとケンカが増える…という夫婦不仲を招いてしまいます。

長いスパンで考える

「子どもが1番=悪い」という、単純な話でもありません。子育て期間は基本的に「子どもが1番」になるでしょう。ただ子どもが1番になり過ぎて、自分と夫をないがしろにし過ぎていることはないでしょうか?

 

子育て中ほど日々の生活で精一杯になりますが、長い目で「自分・子ども・夫」を考えてみましょう。そうすると、優先順位が自然と見えてきます。

 

自分:人生において1番大切な存在。自分が満たされないと、子どもにも、夫にも優しくできない。子どもは親の背中を見るので、子どもになってほしい人間にまずは自分がなりたいところ。自分は生涯何をして、どう生きたいか、子どもの手が離れるにつれやりたいことも考えよう。

 

子ども:乳児期は全てのお世話が必要。1〜2歳は自分で身の回りのことができるよう教えながら、自我も芽生えイヤイヤ期に突入。3〜5歳は一人で身の回りのことができるようになる一方で、初めての友達付き合いを学ぶ。徐々に子ども自身の価値観や、自分の世界を持つようになる。
子どもが自立できるよう育てるのが、親の最終目標。ただどの成長段階においても、「子どもの健康を守ること・親からの愛情を感じること・親に話を聴いてもらうこと」は必要かつ重要。

 

夫:一生涯付き合っていく相手。子育てや教育・住宅や車の購入・親の問題・老後の生活など、共に考え、話し合い、協力していく相手。

自分にとって1番良い選択を

こう分けると、子どもの成長段階で優先順位は変わります。0歳代は全身全霊をかけて1位でいいでしょう。ただ1歳過ぎから、徐々に自分や夫も大切にしてみては。

 

自分の仕事や勉強、趣味や買い物の時間を作ることも大切でしょう。1歳を過ぎればお世話以外の精神的に大変な面(イヤイヤ期やしつけ、兄弟喧嘩など)も増えますから、息抜きの時間をしっかり作ることも大切です。「人間は自分が満たされないと、他人(子どもであっても)を幸せにすることはできない」ことを忘れずに。

 

ただし「子どもへの健康、また子どもへの愛情表現と傾聴の時間」に関することは、他より優先するように心がけます。その時々によってランダムに入れ替えできるのが、家族の優先順位の極意なのかもしれません。

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