写真の撮りかた講座 第6回

美味しそう! と思われる料理の撮りかた ~前編~

いつもより少し頑張って作った休日のランチや子どものおやつ。上手く作れたら、みんなに食べられる前に記録したいですよね。でも数枚撮ってみると「う~ん、本物のほうが美味しそう…」料理写真って難しいって悩んだりしていませんか?

 

食べ物の写真はどれだけ美味しく見えるかがポイント。冷めたり乾燥したり、旬を過ぎる前に撮らなければ。そう、時間が勝負なのです。でもまずは乾菓子(クッキーやケーキなど)で、時間を気にすることなくゆっくり始めてみましょう!

美味しそう!と思われる料理の撮りかた ~no.1~

◯逆光。食べ物に立体感がでる

 

自然なやわらかい光で食べ物を美味しく見せよう

美味しさを伝えるために何より大切なものは光です。光の扱いによって、ちょっと失敗した料理でさえ美味しく見せることができます。

 

電球や蛍光灯の明かりはNG、自然光の入る窓際にお皿を置きましょう。自然光はきれいですが、「強い光」と「やわらかい光」があります。「強い光」とはたとえば直射日光。強い影ができ料理のディティールがつぶれてしまいます。これでは色艶や素材感などが見えにくくなり残念です。

 

直射日光をやわらかくするには、無地のレースのカーテンを利用しましょう。和室の障子ごしの光もやわらかくきれい。それでも影が強くなる場合は、「レフ板」の登場です。レフ板は光を反射させて、被写体に当てる道具。プロの道具と思われがちですが、小さなスケッチブックなど身近なもので代用してもOKです。

 

スケッチブックを広げて料理の影になる側に立てましょう。画用紙の白い面が光を受けてはね返し、影を弱めることができます。

光の向きを気にすることで料理を上質に見せよう

カメラをかまえる時、光はどちらの方向から被写体にあたっていますか。正面からあたる「順光」は、被写体の色や形はよく分かりますが立体感が出にくくのっぺりとした印象になりがちです。ベストなのは「逆光」。斜め後ろからの光で、適度に陰影ができ、きれいな立体感が出ます。

美味しそう!と思われる料理の撮りかた ~no.1~

×順光。食べ物がのっぺり平面的に見えてしまう

 

「自然光のやわらかい光」で「逆光のやさしい影」を作ることで、料理は格段に美味しそうに。そして少し上質に見えるのです。

 

急に料理の腕が上達したような気がして、日々の料理のモチベーションもちょっぴり上がるのも嬉しいのです。

Study

光の強さと向きを考えてみる。

画用紙などを使って、光を反射して被写体に当ててみる。

 

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