ぶきっちょ? おっちょこちょい? でも(そこそこ)まともな料理は作れるよ!! 第2回
鍋いらNe-Yo!! 炊飯ジャー編
夫婦のお悩み解決コラム「お前のクッキー、塩辛い!!」
小学校6年生のとき、仲良しグループのクリスマス会でわたしの手作りクッキーを食べた男子の感想がこれです。なんと塩と砂糖を間違えるという、嘘のような本当のお話です。
まったく手をつけられずにタッパーに残ったクッキーたちは涙を誘いました、わたしの。
「ぶきっちょでおっちょこちょいな女の子」だなんて、文字で書くと凄まじくチャーミングじゃありませんか!? テヘ★
…ということで、前回の「包丁いらNe-Yo!! 野菜編」を読んだみなさまからの熱い声援にお応えして、今回は炊飯ジャーを活用した「おっちょこちょいでも、(そこそこ)まともな料理を作る方法」を伝授しますね。
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時間配分はジャーにおまかせ!!
もしかして、己の体内時計を信じていませんか?
信じてはなりません!! 絶対です。
「じゃあタイマーをセットすればいいじゃない」
はい、ごめんなさい。もっとしっかりハッキリ言います。
おっちょこちょいは己の脳みそを信じるな!!
「5分でタイマーセット!! よし♪」と思ってほかの作業をしていたら、お料理が真っ黒こげ…ふとタイマーを確認したら「50分でセットしてたよ!!!」なんて悲劇。身に覚えがないとは言わせません。(筆者は常習犯です)どうして50分も気づかないんだよ、おっちょこちょいめ。
では何を信じればよいのでしょう。
答えは炊飯ジャーです。
最近のジャーは、炊飯ボタンを押せば中に入っている量に応じて勝手に時間を計算してくれます。
これはお米に限ったことではなく、何を入れても「だいたい茹で上がる時間」を計算してくれるのです。
余熱をうまく活用してキレイに茹でる
適当な野菜とお肉(またはお魚)をジャーに入れたら、適当に水を入れましょう。
ここはなんとなくで大丈夫です。心配なかたは「中に入っているブツが浸かるぐらい」にしておくとなんとかなります。
お野菜は新鮮なものをキレイに洗ってさえいれば、皮はそのままで切らなくても大丈夫です。
ホクホクになればスプーンで切れますので、いっそそのまま投入してください。
もちろん、包丁に自信のあるあなたはひと口サイズに切ってくださいね。
キレイにゆで上がるコツは、1度で全て茹でないこと。
最初は根菜類とお肉だけで茹で、ゆで上がったら葉もの野菜を入れてください。
1度目で熱がこもっていますから、葉もの野菜は炊飯ボタンを押さずに余熱でも大丈夫です。
「メンドクサイよ!!」 というワガママレディは、そのまま一気にいっちゃってヨシ!!
塩ひとつまみの理性と、安定の”麺つゆ”でシメ
ジャーの炊飯ボタンを押す前に、ひとつまみの塩を入れましょう。
おっちょこちょいのみなさんは、この「ひとつまみ」を必ず守ってください。「今日は水が多めだから2つまみにしちゃおう」なんて思わないでください。水が多かろうが、大根が分厚かろうが、お肉が安売りだろうが、絶対にひとつまみです。
塩を入れたらあとは待つだけ。
ジャーにまかせてほかの家事をすすめてください。
無事ゆであがったらできあがり。
塩以外に味付けはしてませんが、そのまま食べてもじゅうぶん美味しいのでびっくりするはず。
どうしても味が足りないときは、冷蔵庫に入っている「出来あがっている系調味料」を入れれば安心です。
「出来上がっている系調味料」とは、麺つゆ、コンソメ、ケチャップなどの、「それだけで味が完結する調味料」のことです。
我が家の食卓はほぼ毎日炊飯ジャー料理です。水の量を工夫するだけでスープにも煮物にもできますし、調味料を変えれば味のバリエーションはさまざまです。慣れればカレーライスも肉じゃがも作れちゃう!! 調理しながらほかの家事をできるのも素晴らしい!!
「ぶきっちょ♥︎」で「おっちょこちょい★」なうえに「メンドクサがり☆テヘ」なレディのみなさまに熱くお勧めいたします!!
*あくまで筆者個人の方法論です。食育や栄養の観点ではございませんので、お気をつけ下さい。
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