オリンピック前に…5日間でマイホーム購入を決めた我が家のエピソード

夫婦のお悩み解決コラム

「この土地を買おう」と夫が言ったとき、酔っ払いの冗談かと思った。事実酔っていたし、ほんの10分前には「どうせ断るんだから面倒くさい、1人で行ってきてよ」と言っていたのだ。ところが実際に土地を見た夫の決意は固く、「ここしかない」と言い張っている。

 

一生に一度のマイホーム購入、夫婦間で色々と揉めることもあるだろう。今回は「こうやって決めた夫婦もいる」一例として、我が家の例をご紹介したい。

オリンピック前に…5日間でマイホーム購入を決めた我が家のエピソード

転勤族を終えて地元に戻ったばかり

転勤族だった我が家は、ほんの3ヶ月前に地元の北関東のとある県に戻ってきたばかり。地元といっても全く地縁のない土地だったが、定住は決まっていた。子どもは来年入学を控える長男と1歳次男。

 

当初は「長男が小4くらいで家を買いたいね。オリンピックも終わるし、こっちの生活にも慣れるし」と話していた。ところが今住んでいる場所の小学校の学区内では家を買わないだろうと考えたことや、以前は賃貸の一軒家を借りていたために足音や声などを気にしなければならない集合住宅での生活に疲れ、チラチラと家を見始めてはいた。

 

とはいえモデルハウスを見に行ったのは1社のみ。「良い土地がない。2〜3年かけてじっくり調べよう」というのが正直な感想だった。そんな矢先、とあるハウスメーカーのかたに道端で声をかけられて一応土地を見ようということになり、10個以上見た中のひとつに夫がビビッときたのだ。

取り立ててNGを出す理由のない土地

その土地は取り立ててNGを出す理由のない土地だった。土地選びの第一条件は「駅近の50坪程度」。即決する夫に対し、何でも買うときには「全ての選択肢を見てからじっくり吟味して選びたい派」の私は、NGを出せないことに戸惑った。

 

両家の両親にも相談したが、私含め夫以外の全員が一致した意見は「急過ぎてわからない」。夫のみ「十分見た。ここしかない」と決意は固い。

 

その日は日曜日だったこともあり、「他にお客さんもいますし金曜日まで考えてみてください」とハウスメーカーのかたに言われ、考えることになった(主に私が)。

5日間で整理したこと

ここまで読んでわかる通り、マイホームについて知識はほぼゼロ。ただ「マンションを買うなら修繕積立金の負担が大きいため老後」「中古は年数が少ないと縁起が気になり、長いと耐震が気になる。リノベーションは今住んでいる地域では逆にお金がかかりそう」なことから、今買うならば新築一軒家という結論になった。

 

さらに「家よりも土地選びが重要(土地は変えられない・自分たちが死んでも残る・資産ともなる)」と考え、土地を重視。地震を1番気にするため「地盤・活断層」を調べ、「その土地が以前何に使われていたか」「住みやすさ」についても近所の人に聞いた。赤ちゃん連れだと向こうから話しかけてくれるのが助かる。

 

近くの「駅の口コミ」をネットで調べたり、老後を考え「スーパー、病院、内科、バス停」もチェック。小学校までの道のりも実際に歩いた。結果、やはり特にNGを出す点のない土地だとわかった。

タイミングは今なの??

もうひとつ気になるのがタイミングだ。今は「オリンピック後に買おう」という人が多い。「建材費・人件費が高騰している」とも聞く。オリンピック前後の住宅価格についてプロの意見を調べたが、様々な意見が飛び交っており、「誰にも確かなことはわからない」のが結局のところ。筆者は元証券会社勤務だが、株も同様、確かな答えなんてないのだ。

 

ただ、住宅価格はイベントよりも「需要と供給次第」という。「5年後と今」を比べた場合、購入予定地域の過去30年の地価推移を見ても、土地に関して大幅な下落はないだろう(これが10年後、20年後なら話は別だ)。「オリンピック後に買おう」という人々の需要も考えられる。

 

「人件費」は実は1番問題な部分で、今までが安過ぎたという。こちらも下がることはあまり考えられない。となると、下がる余地があるのは「建材費」。それに「これからの5年間、子どもに『静かにして』と制限させて暮らすか、のびのび育てて暮らすか」というプライスレスな部分がプラスされる。

タイミングの波を肌で感じる

また、不思議な偶然も重なった。「1人でじっくり見て考えたい」と思い1人で購入予定の土地に行った日が気づけば亡き父の誕生日だったのだ。さらに行きの電車内で旧友から「急に思い出したから連絡したんだけど、元気?」というLINEが入る。何のサインだろう…と驚いた。

 

さらにこれはあとからわかったことだが、間取の件で神主さんを紹介され、彼に「買うなら来年の節分までが良い時期」と言われた。夫は生まれながらに運の良いところがある。やっぱり私たちのタイミングは今のかもしれない、と心を決めた。

 

これだけ短期間でマイホーム購入を決める人もなかなかいないと思う。ただこういう条件やタイミングを感じたケースがあったということを、ひとつの参考にしてほしい。

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