夫婦の「トリセツ」ここにあり! 「愛妻生活」がもたらす幸せ結婚生活
夫婦のお悩み解決コラムなんだか近頃、夫婦の会話が減った気がする。ズバリ、倦怠期だと思う。もう夫婦の仲が冷えきっている……そんなご夫婦のみなさん!
諦めるのはまだ早いです! ご主人が「愛妻家」になればすべて解決するんです。
愛妻家って…なに?
「イクメン」はよく聞きますが、「愛妻家」という言葉は「イクメン」に比べて影が薄いような気もします。そもそも、愛妻家ってどんなひとのことを言うのでしょう?
たしかに「お宅のご主人は愛妻家ね~」なんて言われたら嬉しいけど、うちの夫は愛妻家に当てはまるの…? という奥様。自分が愛妻家になるってそんなの無理だ! と思っているご主人。
『サラリーマン 妻夫木マモルの愛妻生活』を(ご主人が)読めばその答えが見つかります!
本の監修は「日本愛妻家協会」が担当。ちなみに、お値段も1,122円、「いい夫婦」プライスというこだわり!
『サラリーマン 妻夫木マモルの愛妻生活』(竹書房)
この本は、結婚10年のサラリーマン妻夫木氏(35歳)が周りの友人と愛妻家を目指す、実践的な専門書。
妻夫木夫婦は最近会話もなく関係は冷め切っており、「熟年離婚」も頭をよぎる日々。妻夫木氏の友人は、「それは妻がモンスター化している! 愛妻家になるしかない!」と強くアドバイスします。
でもいきなり愛妻家になると言っても、どうしたら……。妻夫木氏が悩んでいると、「実はオレも!」と仲間が集結。ひとりではできないことも仲間がいたら大丈夫!
こうして、妻夫木氏の愛妻家になるためのクエストが始まったのです!
内容は漫画とコラムで構成され、1…いえ、ゼロから「愛妻家になるため」の方法が詳しく書かれています。料理本に例えるなら“どこのスーパーで買い物するか”から書いているぐらい、本当に初歩からです。
どうして妻がモンスターに?
「妻は、夫婦関係が冷めてくるとモンスター化してしまう」とこの本には書かれており、妻夫木氏の妻は頭に角が生えたモンスターとして描かれています。
え…妻がモンスターに見えてしまうって、それまで一体何があったの!? とツッコまずにはいられません。私はまだ結婚3年目のペーペーですが、10年も経つと女はモンスターになってしまうんでしょうか…。この奥さん、残業で帰ってきた妻夫木氏にご飯も用意していませんが…。
妻夫木氏が実践していく「愛妻家の道」。
まずは残業せずに早く帰ること。
家事を習うこと。
妻に「ありがとう」と言うこと。
…妻夫木氏よ、今までこれ、してなかったんか! そらあかんわ! 奥さんもモンスターになるわ! …つい素の関西弁でつっこんでしまいました。
いや、もしかしたら結婚当初はしていたのかもしれない。けれども年数を重ねて当たり前になり、倦怠期を迎える。もしくは忙しくなり、余裕がなくなってそのままになってしまった…。妻夫木夫婦はそうだったのかもしれません。
そんな妻夫木氏がこなしていくクエストは、女性から見ても「たしかにこれをされたら嬉しいなぁ」と思ってしまう納得の内容です。
日本愛妻家協会の活動が感動的
巻末にはクエストスペシャルとして、日本愛妻家協会の詳しい活動内容が掲載されています。「キャベチュー」こと「キャベツ畑の中心で妻に愛を叫ぶ」、愛妻の日の1月31日に花を買って早く帰る「男の帰宅花作戦」などなど…。
特に気になったのが、夫婦がハグをするためにお互いの足の置く位置が書かれている「ハグマット」を使った、30代から60代のご夫婦の体験談。
「恥ずかしかったけどよかった」「妻が一回り小さくなった気がしてさらに愛おしくなった」「お互いお腹が出て、年を取ったねと笑いあった」などのコメントに胸がじんわりと温かくなりました。
「愛妻家」を軸とした夫婦のありかたを提案するこの本。
愛妻家の定義は、きっと夫婦の数だけあると思います。だからこの本すべて実践してもよし、ポイントだけ試してもよし。カバー裏にも素敵な仕掛けがあるので、こちらは奥様から活用してもいいかもしれません。
さぁ、あなたも「愛妻生活」で素敵な夫婦関係、はじめてみませんか!?