人生にゴールを持つ意味

こんにちは。

前回は、たちのイメージがどのように出来上がっているかについて紹介しました。今回からは具体的にそんなかたがたの相談を元に、具体的にコーチングの技術を知っていただければ幸いです。

 

「コーチングは、ゴール設定に始まり、ゴール設定に終わる」。ゴール設定とは、とても大切なパート。

今回のテーマは「転職」。例を元に、転職を考えたときに役立つゴール設定について紹介しました。

人生にゴールを持つ意味

周りの人のことは、良く分かる

「転職を考えている」

 

先日、そんな相談を受けました。

 

「仕事は楽しいけれど、どこか満足できない」

「上司はエネルギッシュで会話も楽しい。でも感情的で、思いやりに欠けるところがある」

「同僚たちは会社が求めることでなく自分が気になることだけをやっていて、一緒に仕事していても一体感を感じない」

 

ほかにも、「取引先の営業担当者は……」とか「お客さまは……」という例がたくさん出ました。

 

こうしたお話し、皆さんもよく耳にしませんか? たちは自分にふさわしくない環境を、周りの人のことで説明します。でもそれを咎める必要はありません。

 

僕はそのかたにこのようにお話ししました。

「なるほど、少しですが状況が分かってきました。それが転職かどうかは別にして、何かを変えたら上手く行きそうですね」

 

不満を持った=課題を感じたということ。つまりは、次に進む足がかりを得ている、ということです。話を聞いた私たちは、相手の話をどう受け止めて、どのような考えかたに変えて、前に向いてくれるかを考える。そこが大きな分かれ道になっていきます。

「次に進む」、実はそれは自分を変えること

「ところで、本当にやりたいことは何ですか? 3年後や5年後はどうなっていたいです?」

 

僕がそう聞いてみると、そのかたは少し口ごもってしまいました。

 

「周りがこうしてくれれば……」、不満は課題感、周りが変わってくれたら自分は何がやりたいのか、どうなりたいのか……私たちは、意外に自分のことは分かっているようでわかっていません。「向き合えていない」が正しいかも。

 

とても仕事に対する意欲が高いこのかたのように、自分自身のことには向き合えていない場合が多いのです。みなさんは如何でしょうか。満足していない現状はいくらでも言えますよね。

 

では、これから先何年先でも「やりたい」と思えることが頭に浮かびますか? 実はこれが、コーチングでいうゴール設定に繋がります。

自分と向き合って、ゴールを見つけましょう

「いまのお仕事は、好きなことのように見えますが……間違っていませんよね?

「いまのお仕事をしていて、お客さんや同僚、上司部下など人とかかわることに楽しさを感じますか? それとも契約がとれた、などの『達成感』に楽しさを感じそうですか?」

「何が起きれば、楽しいと感じることが増えると思いますか?」

「そのために、いまご自身で勉強しないと足りないな……と気付く知識や経験はありませんか?」

 

「いま、始めるのは足りないと感じている知識や経験をつけることではないですか?」

 

こうした会話を続けていき、一緒にやりたいことを考えていました。そのうち、「これがやりたいのかもしれない」と見つけられ、スッキリしていただけました。

 

答えはいつも、コーチにあるのではなく、みなさん自身の中にあるのです。気付いていただくことがコーチの役割なのです。

ゴールははっきりさせましょう

私たちが生き甲斐をもって生きていくうえで、ゴール設定はとても大事なことです。

 

行き先がはっきりしているから、乗る電車がはっきりしているから、朝起きる時間も着ていく服も決まるのと同様に、人生のゴールがはっきりしているから一瞬一瞬の判断や行動が決まるはずなのです。

 

ゴール設定はパートナーとの会話、家族とのコミュニケーション、職場でのコミュニケーションすべてに影響してきます。思い出してください。今回紹介した相談者のかたが「周りのこと」を話していたことを。

 

多くの場合、私たちは周りに目がいきがち。そして、そんな周りから自分のポジション、環境を考えるのです。であれば、ゴールをしっかり設定した人の周りには、自然にゴールを持つ人が増えてくるとも言えるかもしれません。

 

そして、ゴールは人それぞれ違います。

 

にとっては素晴らしいゴールも、パートナーにとっては別のゴールがあるはずです。

一人ひとりがゴールをもって生き甲斐を感じて毎日を過ごしていれば、周りへの不満より、自分への不満が目につくようになるでしょう。「これをやるためには自分の何が不足しているのか」、不足を埋めようと努力していけば、周りには「あの人、何かいいね」と思ってもらえるようになるかもしれません。

 

次回は、ゴール設定をするうえで押さえたいポイントについて触れていきます。