【いまさら聞けない】ハイブリッドカーはなぜ燃費が良く、環境に優しいの?

ガソリンの価格が落ち着いているとはいえ、リッター40.8km/Lを実現したハイブリッドカーの新型プリウスが人気を集めているようです。ただ、「燃費が良かったよねぇ…」「たしかエコだって聞いた…」など、ハイブリッドカーに対して“なんとなく”程度のイメージしかないかもしれません。

 

今回は、そんな“なんとなく”を“はっきり”に変えて、周りに「ちょっとわかるやつ」と思ってもらいましょう!

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初代プリウス誕生から約20年

「新しい、プリウスってどう?」

 

新型プリウスが昨年12月に発売されてから、こんな質問を男女年齢問わずに数多く受けるようになりました。

 

ハイブリッドカーのパイオニアとして1997年に初代が発表されたプリウス。ハイブリッドカーが持つ優れた燃費性能や環境に優しいなど、いままでのクルマにないメリットを世に知らしめたプリウスへの関心は老若男女にわたるようです。

 

初代プリウスの登場から約20年経ち、2015年に国内で一番売れたクルマはハイブリッドカー。プリウスと同じトヨタが出した「アクア」でした。「次はウチのクルマもハイブリッドカーかな?」なんて考えているかたもいるかと思いますが、そもそもハイブリッドカーについてどういうクルマかをご存じですか?

 

ハイブリッドカーを知るために最低限憶えておくこと、それは「クルマにエンジンだけでなくモーターがついている」です。

 

一般的なクルマは、動力源としてガソリンや軽油を燃料とするエンジンしかありませんが、ハイブリッドカーにはエンジンをアシストする電気で動くモーターもあります。

 

そもそも「ハイブリッド」という言葉の意味は「異なった要素を混ぜ合わせたもの・組合わせたもの」。ハイブリッドカーはエンジンとモーター、2つの動力を持つことでそう呼ばれているのです。

エンジンの負担をモーターがアシスト

「電気でも動くから燃費が良くて環境に優しいのか…?」、うーんまだ“なんとなく”ですよね。

 

それでは、エンジンだけの一般的なクルマと、モーターもあるハイブリッドカーがともに100kmの距離を走ること想定してみましょう。

 

エンジンだけを搭載したクルマの燃費がリッターあたり10km/Lだと仮定すると、燃料消費量は100kmで10リッター。

 

対してエンジンを使わずモーターのみで走行したり、登り坂など大きなパワーが必要な路面でエンジンの負担を10%アシストすると仮定した場合、ハイブリッドカーでは100kmで9リッターです。

 

この燃料消費量の違いがハイブリッドカーの“燃費の良さ”。エンジンから出る排出ガス(とくにCO2)も10%減ることで“環境に良い”と言われるのです。

 

ただ、技術が発展した現代のハイブリッドカーはモーターのアシスト量は10%どころではなく、新型プリウスの一部グレードではリッター40.8km/L(JC08モード燃費)と驚きの低燃費を実現。

 

私が 「ハイブリッドカーでも燃費がかかる」と言われている高速道路を中心に新型プリウスでテスト走行したとき、事故による大渋滞にハマったにも関わらずリッターあたり約28km/L(※搭載された燃費計で計測)を記録しました。

 

プリウス

 

ハイブリッドカーはガソリン車と比べ燃費が良く環境に優しいことをお伝えしましたが、だからといって全ての人に経済的なクルマかというとそうではありません。

 

その辺りは、次回お伝えしましょう。

続編はこちら:燃費が良いが家計には優しくないハイブリッドカーの真実